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eight's Column Photo side 第2回 夕焼けで語る

 

 

自分は夕焼けに特別な感情を抱いていたりします。

 

ちょっと空が綺麗だとすぐにカメラを持って飛び出してみたり。

 

『夕焼け』なんて意味のサイトを設立させたり・・・


夕焼けの魅力ってなんだ?

と、言われると ちょっと悩んでしまいますが・・・

 

夕焼けといえば綺麗なものの定番ですが、本当に綺麗な夕焼けってのはなかなか出会えなかったりしますよね。

ただでさえ曇りやすい夕方。

晴れていても、巻層雲・・・というか薄雲がかかっていたり、春先なんかは特に煙ったりしてますよね。

 

それでも、何かの条件が揃った時に姿を現す、強烈なコントラストの夕焼け。

 

溜息が出るほどの色。時間が経つにつれて変わる色。 暮れた後の空のグラデージョン。

 

これに出会えた時、風景写真として、スナップとして写真に残せた時。

そのとき満足感がたまらないんだと思います。

 

なんでこんな凄い色が出せるんだろう。 そんな風に思いながら撮影してます。

これが大自然の力なんでしょうね。改めて地球と太陽の凄さに感心したりします。

 

今回は春夏秋冬。夕焼けの違いを比べつつ写真の感想など綴って行きたいと思います。

 

 

 

まずは春。

春は花粉や黄砂?などなど、あまり澄んだ空が拝めない時期ですね。

冬の色が綺麗過ぎるだけに、春の夕日は少し物足りないなぁ なんて思ってしまいます。

タイトル「夕空に向かって」

この写真なんですが、実はこの先ずっと桜並木でして、この枝も春になれば桜が凄いんだろうなぁ〜

と、思いつつ冬頃から楽しみにしていたのです。

そして桜が満開になり、夕日も出そうな晴れ間だったのでいざ桜と絡めて!

と、思ったらこの木だけ桜じゃなかったというオチが・・・

それでも春の霞んだ空の中でも、もうすぐ芽が開く蕾が空を仰いでいるような そんなイメージが出来たと思います。

 

4月半ばまで霞んだ空が続いた後、5月を過ぎると今度は梅雨に入り、しばらく夕焼けどころか太陽が覗かない日が続きますね。

「Golden River,Orenge Silhouette,」

こちらはそんな梅雨の合間に撮影したものです。

朝から雨で、昼前に止んでからも一日中曇天。しかし、夕方になりふと空を見上げると街が色づいていました。

雨雲の大きな雲が切れ下からはオレンジの夕焼けが。 いかにも梅雨の晴れ間でした。

夕日自体は沈んでしまっていましたが、夕日が強かったおかげで綺麗な川と町のシルエットをモノに出来ました。

連日の雨が空を掃除してくれたおかげで夕焼けのコントラストも強くなってくれますね。

 

「海と町と光の影と」 @aq.

ところ変わりまして次は夏の夕焼けをお届けします。

この時期の夕焼けというと、雲が多いか、それともまったくない快晴か という印象ですねぇ〜

冬に比べてやはり光が強いので少し処理が大変だったりってのはあります。

 

ただ、夏の夕焼けのお楽しみは暮れた後が本当のお楽しみ!強い光のまま暮れていった太陽が暮れた後も残光を残してくれるんです。

で、夜が近づいた空の深い青と、残光の弱い赤が混じってそれはもう大変素晴しいことになりますねぇ〜

ただこちらも撮影できていません・・・・ いつかはどうにかしてモノにしたいところです・・・!

 

夏が過ぎて秋が来るとくもが高くなって空を撮るのが楽しくなる季節ですね。

そして夕日の色も段々と濃くなると共に、空気が張り詰めてきて段々寒くなって行きます

「冬の黄昏」 @ap,

この時の夕焼けはまさに冬の色でした。 深い金色と強いけれどやわらかい太陽の光。 左には何気なく富士山が写っていたり。

強い北風の中、寒い寒いと凍えながら夕焼けの色の変化を楽しんだ撮影でした。

この夕日が暮れた後、一面の空は深い赤と深い藍色に包まれたのを今でも覚えています。

残念ながら三脚が無かったこともあり、まともな絵にすることは出来ず・・・ 何度も行けばよかったと今更の後悔です・・・

今年は是非ダイヤモンド富士なんぞ狙ってみたいものですねぇ〜

 

「雪解けし射光」 @aq.

こちらは冬の情景で勝負した1枚です。

実はこれ遠征中偶然撮れたものだったりします。

といっても自分の場合はそういった事のほうが多かったりするんですよね。意気込みすぎても空回りするだけですし。

 

んで、この写真。 夕日がいい感じだなぁ〜とか思いつつ色々スナップしてたんですが、手前の雪が解けかけた所に少しだけ反射する夕焼け。

これをいれたいなぁ〜 とおもいつつ、道と太陽を意識して・・・

雰囲気的にはOKなのですが、雪解け部分がもう少し欲しかったなぁと。 ちょっと小さすぎますよねw

 

さて、ここで自分が夕日を追ってきた中で一番凄かった夕焼けを・・・

 

 



写真ではあまり伝わらないかもしれませんが、実際見たときの光の強さは凄かったです・・・

この通り夕日が出ず、雲が多いにもかかわらずとても強い夕焼けが見れるのはどうやら雲の反射や太陽の位置が関係しているようで・・・

どうやら毎年9月初旬〜中旬ころに1日だけとても綺麗に出る日があるようです。これも丁度その頃でした。

そして今年になってからその時期に空を何度か眺めていましたが、やはりとても綺麗な日がありました。

しかし所用で撮影できなかったのが悔やまれます・・・

さて、10分ほどすると空が青くなり幻想的な色合いを見せてくれました・・・

コラムのロゴにも使った絵です。今のところタイトルは付けておりません。

自分は結構さらっとタイトルは決めているほうだと思いますが、これは流石に悩んでおります。

タイトルが浮かんだ頃にHPに載せたいと思ったりしてます。

 

 

 

なんか単なる作品紹介になってしまった感がありますがご勘弁を(´・ω・`)

これでも構成に悩んでいるうちに試験なんかが重なったこともありかなり時間がかかってしまいました。

やはりここはコラムですから、自分の考えとかを載せられればよかったのですが・・・w

 

 

夕焼けや朝焼けは季節や日の位置で色や雰囲気など毎日違ってきます。

春夏秋冬。季節ごとの夕焼けや朝焼けがあって、それを生かせるような撮影ができれば理想ですよね。

 

毎日違う。これだから止められません。

 

これからも隙をみて、空の色づき具合を見て少しずつ記録できればと思っています。

 

次は路地とかかなぁなんて考えてます。 でもそろそろ相方のFridayにも書かせたいところですw

 

それではまた。。

作成日 2008年6月くらい〜9月


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